退職と聞いて竹馬の友は言った「まだ仕事なんかしてたのか」。
卒業生は言った「先生、あんまりのんびりし過ぎるとボケますよ」。
ゼミ生は言った「先生、私の結婚式までは元気でいてください」。
学長先生は言われた「生活福祉学科の遺産は守っていきますから安心なさい」。
事務局のある方はささやいた「先生がいなくなるとさびしくなります」。
地域のNPO活動家は言った「これからは我々と一緒にやりましょう」。
同僚は言った「あんたは規則が嫌いな人だったね」。
妻は言った「好きなことを最後までできてよかったじゃない」。
息子は言った「おやじは無事に人生を逃げ切れたね」。
娘は言った「パパ、ママといつまでも仲良くね」。
孫たちは聞いた「おじいちゃんからもうお小遣いはもらえないの?」
そして、かのジャン・クリストフは言った
「我が為せしことは僅かであった、されど我はそれ以上を為しえなかった。
いつの日か我は、新たなる戦いのために蘇るであろう。」
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